ペルー世界遺産巡りの旅〜総集編〜

マチュピチュ遺跡とワイナピチュ山

マチュピチュ、ナスカなど、観光スポットが多い南米ペルー。

転職の合間に計画的空き期間を設けて、ようやく訪れることができました。

旅程は、リマ → クスコ → マチュピチュ → クスコ → プーノ → アレキパ → リマ → ナスカ → リマ。

期間は2週間ちょっとと、ゴールデンルートを周るにはちょうど良いくらい。

出発〜リマ

伊丹空港AM8:00発の飛行機で、以下のような鬼のフライト。

乗り継ぎの待ち時間もあるので、1.5日くらいは移動にかかります。

  • 伊丹 → 成田 : 1h
  • 成田 → アトランタ : 14h
  • アトランタ → リマ : 7.5h

乗り継ぎのベストなデルタ航空でコレ。他の航空会社だと、もうひとつ乗り継ぎや、途中1泊など散々。

夜の11時にリマに到着し、日本から予約しておいた宿「当山ペンション」のスタッフが空港まで迎えに来てくれました。

ここは、日系ペルーのペペさんが営んでいる宿。日本語OK、各種チケット・ツアー手配もできて、非常に便利。部屋も綺麗で、バス・トイレ、朝食、洗濯サービス付きで、シングル$18とかなり良心的でした。

今回の旅程ではリマ観光はなく、翌日一気にクスコへ飛びます。時差14時間で寝れない。

クスコで高山病の洗礼を受ける

リマからクスコへ1時間のフライト。

リマからクスコへの飛行機

クスコは、昔インカ帝国の首都であり、ケチュア語で「世界のヘソ」を意味する標高3,399mにある都市。

空港から出ると、標高のせいでかなりの寒さを覚悟していたものの、強い日差しによる猛暑。呼吸をすると空気が薄くて、すぐに息切れしてしまいます。

クスコ

この標高により、皆が少なからず高山病の洗礼を受けます。症状には個人差がありますが、頭痛、倦怠感、耳鳴り、吐き気、また、就寝後に頻繁に目が覚めるなど。。

症状をちょっとでも抑えるため、その日は宿で安静に。それでも、相方は貧血を起こしてダウン。ボクも就寝後に何度も目が覚めて、頭痛に悩まされました。

気候も日中は半袖でいいくらい暑く、夜は冬並みに寒い。また、かなり乾燥していて鼻が痛くなります。

マチュピチュ遺跡

朝起きると、高山病のせいで、頭痛と食欲不振な状態。ろくに朝飯も食えずに、朝6時の電車でマチュピチュの玄関口である「アグエス・カリエンテス」村へ向かいます。

クスコからマチュピチュへの電車 VISTADOME クスコからマチュピチュの玄関口 アグエス・カリエンテス村へ電車の旅

マチュピチュは今回一番楽しみにしていた場所なので、2日かけてゆっくりと散策しました。

初日は遺跡を、2日目は遺跡の奥にある「ワイナピチュ」山頂へ登って、マチュピチュを見下ろす絶景。

ワイナピチュから見たマチュピチュ遺跡 マチュピチュ遺跡観光。ワイナピチュ山頂から見る絶景。

マチュピチュを堪能した後、電車の乗ってまたクスコへ戻ってきました。

クスコで遺跡巡り

クスコには3日ほど滞在して、街散策や、近郊の遺跡巡りツアーなどに参加してきました。

インカの石材建築 昔のインカ帝国の首都 クスコの街を散策 サクサイワマンの巨大な石壁 クスコ近郊の遺跡巡り(サクサイワマン、サント・ドミンゴ教会) オリャンタイタンボの上からの景色 クスコ郊外の聖なる谷巡り(オリャンタイタンボ、チンチェーロ)

プーノでチチカカ湖の島巡り

クスコからプーノへは、豪華列車にのって10時間の電車の旅。

クスコからプーノへの豪華列車 クスコからプーノへ10時間ゆったりと豪華列車の旅

チチカカ湖観光の拠点、プーノの街を散策したり。

コンドルの丘からプーノの街とチチカカ湖を一望 チチカカ湖畔の街 プーノを散策

半日ツアーで、石塔の墓「シユスタニ遺跡」や「アイマラ族」の民家を訪問してきたり。

石塔のビューポイントから プーノからシユスタニ遺跡の観光ツアーに行ってきた

当初は島で1泊予定だったんですが、体調崩してスケジュールが押していたので、日帰りツアーで「ウロス島」「タキーレ島」へ。

監視台からウロス島を一望 プーノからウロス島、タキーレ島への島巡りツアー(日帰り)

プーノからアレキパへは、バスで移動。

民営バスだと値段は高いけど快適。今回は空きがなかったので、公共バスでs/.30(当時US$10)。

プーノからアレキパへのバス

5時間かけて、ようやく「アレキパ」に到着。

アレキパで街散策

当初は、翌日の夜行バスでナスカへ行く予定だったんですが、ナスカ到着の日(10/21)はペルーの国勢調査で全員自宅待機が義務付けられ、ほとんどの店、タクシー・バスが機能しなくなるとのこと。

仕方なくバス移動をやめて一気にリマまでフライトにスケジュール変更しました。

1日アレキパに滞在することになったので、ブラブラ街散策。

アレキパの夕焼け アレキパの街散策。夜のアルマス広場のライトアップが綺麗。

リマへのフライトの日、国勢調査による自宅待機のためにタクシーは全くおらず困り果てていたところで、ホテルの人が自分ところの車?を手配してくれて助かりました。

アレキパ空港。背後には「ミスティ山」。

アレキパ空港とミスティ山

唯一開いてたお店で買った乾パンでわびしい昼食。

インカコーラと乾パンでわびしい昼食

ナスカの地上絵

リマでは、前に泊まった「当山ペンション」でまたお世話になりました。

翌日は、ここで手配した「ナスカ地上絵日帰りツアー」に行って、深夜便で日本に帰るという強行スケジュール。

宇宙飛行士 - ナスカの地上絵 リマからバスで片道6時間、ナスカの地上絵ツアーに行ってきた

結局、朝4:30から夕方までほとんど移動で、リマに着いた頃にはクタクタでした。

これから更に、1.5日かけて日本まで帰ります。。

あとがき

長時間のフライトを経て、日本に帰ったときには本当にクタクタでした。

南米は遠い

南米は遠すぎる。

往復の移動に3日も掛かるため、2週間はないとゆっくりまわることは難しいです

行く前には、スペイン語圏のペルーではほとんど英語が通じないと聞いていて不安でしたが、思ったより通じた感じでした。

まぁ、これまでも言葉の壁は乗り越えてきたし、旅慣れた人だとなんとかなると思います。

日本人のおっちゃん・おばちゃん連中も、ツアーを組んで元気に周ってる人を見かけました。

日本人はペルーでモテる?

不思議だったことがひとつ。

なぜか、若い娘(学生くらい)に頻繁に声をかけられて、一緒に写真を撮られました。しかも、集団の時には長蛇の列までできて。

何かと勘違いしてるのか、単に日本人人気なのか、尋ねてもスペイン語では意味不明。

悪い気はしませんが、周りから何事だと見られてるのが恥ずかしかったです…

なんだかんだ

なんだかんだとありましたが、特にトラブルもなく、無事に周れてよかったです。

次にこんな旅ができるのは当分先になりそうですが、またチャンスがあれば。

今回、ここまで来て、ボリビアのウユニ塩湖に行く時間がなかったのが悔やまれます。