【芝生の育て方】土作りから種まき、手入れまで!我が家の実践記録

【芝生の育て方】我が家の実践記録

我が家の庭を、1年中青々とした常緑の芝生にしたい!そんな思いで試行錯誤を重ねた、1年間のリアルな実践記録です。

「個人でプロのような美しい常緑の絨毯を作るにはどうしたらいいか?」と考え抜き、高品質な種選びから排水性の改善まで、できる限りの工夫を詰め込みました。

1年間通して見えてきた芝生のリアルな様子や、実際にやってみて効果を感じた手入れのコツ(芝刈り、目土、穴あけなど)を分かりやすく解説します。我が家流の等身大のノウハウですが、理想の庭づくりのヒントとしてお役立てください。

芝生の品種の選定

せっかく庭に芝生を植えるなら、1年中青々とした美しい姿を楽しみたい。そう考えて、高品質な「常緑の芝生」を条件に理想の種を探し回りました。

そこでたどり着いたのが、ゴルフ場などでも定評のあるバロネスの「ダイヤモンドグリーン」。友人からも「ホームセンターなどの直敷きの芝生とは全然違って、1年中綺麗な緑が保てる」と太鼓判を押された逸品です。

ちなみに、この種を扱う上で押さえておきたい基本データがこちら。

  • 発芽温度:15〜25℃
  • 最適な種まき時期:温暖地は秋 / 寒冷地は春

我が家の地域やタイミングに合わせ、しっかり準備を整えて挑戦することにしました。

土作り

ずは芝生が元気に育つ環境にするための「土作り」からスタートです。

一般的に芝生には、水はけ(排水性)と通気性に優れ、適度な保水力もあわせ持つ「砂壌土(さじょうど)」が最適とされています。しかし、我が家の庭はそう簡単にはいきませんでした。

水はけの改善(簡易暗渠のDIY)

実はうちの庭、20cmほど掘るとカチカチの粘土層が出てきて、雨が降った時の水はけがいまいち悪かったのです。

そこで、土壌改良を兼ねて、簡易的な水の逃げ場(暗渠 あんきょ)を自作することにしました。

まずは縦に長めの溝を掘り、そこにある粘土層をすべて掘り出します(※地面の下には配管も通っているので、傷つけないよう慎重に掘り進めました)。その掘り出した溝へ、ホームセンターで調達してきたガラ(石ころ)をたっぷりと流し込みます。

これで粘土層の上に溜まった水がガラの隙間へ流れ込み、水はけが劇的に良くなるはず!という作戦です。

肥料を入れる

水はけの対策ができたら、次は大切な栄養補給。ベースとなる肥料をまいていきます。

我が家が選んだのは、種と同じく信頼のバロネスブランドです。

この肥料を土に撒き、しっかり耕しながら混ぜ合わせていきます。ざっくりと全体を整地したら、ひとまず土作りのベースは完成です!

ちなみに、耕した直後の土はフワフワしていますが、そのまま1ヶ月ほど放置しておくと、雨や自重で土がだんだんと沈んで落ち着いてきます。

最初は平らに見えても後から凸凹が出てくるので、しっかり土が沈みきったタイミングで最終的な手直し(不陸整地)をして、真っ平らに仕上げるのが綺麗に育てる隠れたコツです。

種まき

土がしっかりと落ち着いたら、いよいよ待ちに待った「種まき」の工程です。

ここでは、種をムラなく綺麗に発芽させるために我が家が実践した、いくつかの工夫を交えながら手順をご紹介します。

地面に溝を作る

まずはレーキ(熊手)を使い、地面に1cm間隔の細かな溝を作っていきます。ここに種が引っかかることで、均一に育ちやすくなります。

種をまく

手でまくと偏りやすいので、ザルを使って均等に種をまきます。

土と混ぜ合わせる

種をまき終えたら、もう一度レーキを優しく使い、土と種を軽く混ぜ合わせます。

目土(めつち)を被せる

種の乾燥や鳥害を防ぐため、先日の土作りの時に余った土を目土として上から被せます。

この土は、サラサラとザルの目を通るように「前日からしっかり乾かしておく」のが、作業をスムーズにする隠れたポイントです。

この乾かした土を、再びザルを使って上から均等に被せていきます。

軽く踏み固める

一通り目土を被せたら、風で種が飛んでいったり水で流れたりしないよう、足で優しく踏んで土と種を密着させておきます。

仕上げの水やり

最後に、せっかくまいた種が水圧で流れてしまわないよう、優しく細かなシャワーでたっぷりと水をやります。

生は、芽が出て2〜3cmくらいに育つまでは踏んではいけないそうなので、ここからはしばらく「立ち入り禁止」です。

無事に発芽してくれるまでは、土の表面が乾かないように毎日水をやりながら、温かく見守ってあげることにしました。

種まき後の経過

種をまいてからは、毎日庭を眺めるのが日課になりました。ここからは、我が家の芝生がどのように成長していったのか、そのリアルな経過をご紹介します。

2週間後

土の表面から、ポツポツとか細い芽がようやく顔を出してくれました!まだ弱々しいですが、命の誕生にひと安心です。

3週間後

出てきた芽がだんだんと伸びて、綺麗な黄緑色になってきました。ただ…ここで一つ大きな問題が。全体的にかなり「まきムラ」が目立つのです。

自分のまき方が悪かったのか、それとも鳥の餌になってしまったのか。そういえば、ここ数日、庭で鳩がせっせと地面をつついていたのを見かけた気がします(泣)。

4週間後

種まきから1ヶ月。おそらく最初にまいた種は出揃ったと思うのですが、やっぱり鳩に食べられたスペースはハゲたまま、ムラが直りませんでした。

そこで、これ以上放置はできないと判断し、本日そっと優しく地面を踏みながら、ハゲた部分に「追いまき(追加の種まき)」を敢行しました!

ついに緑一面の芝生へ!

追いまきをした後はトラブルもなく順調に育ち、ついに念願の「緑一面の芝生」が出来上がりました!

実際に育ってみて驚いたのが、そのクオリティーの高さです。ホームセンターなどでよく見かける、少しモサモサした切り芝(芝張り)のヤツとは、繊細さと綺麗さが明らかに違います。

あの時、妥協せずにバロネスの種を選んで本当に良かったと、青い絨毯を眺めながら実感しています。

1年通した芝生の様子

「1年中美しい緑を保つ」という常緑芝生が売りの、バロネス社オリジナルブレンドの種。

種をまいてから丸1年が経ちましたが、日本の春夏秋冬を乗り越え、我が家の庭は無事に緑を保ち続けることができました!

ここでは、実際に育てて分かった「季節ごとのリアルな芝生の表情」をご紹介します。

春・秋(ベストシーズン)

春と秋は、まさに最高の一言!写真の通り、目を見張るようなめちゃくちゃ綺麗な深緑色になります。

バロネス常緑芝生

気候が良いので芝生も一番元気で、庭を眺めるのが本当に楽しい季節です。

夏(猛暑との戦い)

耐暑性に優れたブレンドとはいえ、基本は寒さに強い「寒地型」の芝生。やはり日本の夏の猛暑は若干苦手なようで、少し弱る姿も見られました。

バロネス常緑芝生 真夏の様子

猛暑日は欠かさず毎日の水やりを徹底したところ、少し茶色っぽくはなったものの、なんとか概ね緑色をキープして夏を乗り切ってくれました。

冬(雪にも負けず)

寒さに強い本領を発揮するのが冬です。我が家の庭に雪が積もった日もありましたが、そんな寒さの中でも、かろうじて緑をキープしてくれました。

バロネス常緑芝生 真冬の様子

さすがに冬場は若干ペタッとして茶色みがかりますが、これから暖かくなれば、またすぐに元気な緑に戻ってくれるはずです。

総評(1年間育ててみて)

真夏や真冬はさすがに若干茶色っぽくなる時期もありますが、個人管理の庭で、1年を通してこれだけ鮮やかな緑を保ってくれるのは「素晴らしい」の一言に尽きます。

全国のゴルフ場のプロが愛用する最高級品質という噂は本物でした。1年中、青い芝生のある暮らしを楽しめるのは最高の贅沢です。

我が家が使ったこの種は、バロネス社オリジナルブレンドの「ダイヤモンドグリーン」という品種です。1ランク上の美しい常緑芝生に興味がある方は、ぜひ一度試してみてください!

お手入れ

理想の常緑芝生が出来上がった後も、青々としたフカフカの絨毯を保つためには日々のメンテナンスが大切になってきます。

ここでは、我が家が実際に年間を通して行っている、4つの手入れ作業をご紹介します。

芝刈り

芝刈りは、見た目を整えるだけでなく、上への成長を抑えることで横への分枝(ランナー)を促し、密度の高いフカフカな芝生を作るための最重要作業です。

個人での作業で失敗しない最大の鉄則は「3分の1ルール」。一気に短く刈ると、光合成を行う葉を失って茎だけになる「軸刈り」を起こし、茶色く枯れる原因になります。そのため、常に全体の長さの3分の1以上は一度に切らないよう、こまめなカットを意識します。

生育が旺盛な夏場は週1回、春・秋は月1〜2回が目安です。

刈った後の「刈りカス」を残すと病気の原因になるため、しっかり回収してあげるのが、青々とした緑をキープする我が家の経験則です。

芝刈りに使っている道具はこちらの記事で紹介しています。

【芝生の手入れ】芝刈り機と充電式バリカンを使い分け

草むしり(雑草対策)

芝生の隙間に生える雑草は、小さいうちに根から引き抜くのが基本です。ただ、一番厄介なのが芝生と同じ「イネ科」の雑草。

芝生に似てるが雑草

見分け方:芝生は地下茎を横に伸ばして広がりますが、この植物は中心の1箇所から放射状に葉を広げる「株立ち」の形態をとっています。

写真のように、葉の形や色が芝生と驚くほど似ているため、普段の芝刈りで見落としがちになります。我が家でも、見た目に騙されて放置してしまい、気づいた時には庭の1/10ほどがこの雑草に占領されていたという苦い経験があります。

こうした雑草は成長が早く、放置すると一気に種を飛ばして広がります。日常の芝刈りや水やりの際に、株元が少し違う不自然な塊がないか注意深く観察し、見つけ次第こまめに抜くことが美しい緑を守る最大の対策です。

エアレーション

ローンスパイク

長く育てた芝生は、人が歩くことで土がカチカチに踏み固まり、水や酸素が行き渡りにくくなります。そこで、ローンスパイクやタイン(穴あけ器)を使い、地面に等間隔の穴をあける作業が「エアレーション」です。

古い根を切って新しい根の成長を促すとともに、土壌の通気性と水はけが劇的に改善します。

最適な時期は芝生の生育が旺盛な春か秋で、年1〜2回行うだけで見違えるほど元気になります。少し体力のいる作業ですが、個人でできる最高の美肌(美芝)メンテナンスです。

目土

目土は、芝生の表面に薄く砂や土をのせるメンテナンスです。

人が歩くことでできた地面の凹凸を平らに修正し、芝刈り機が引っかかるのを防ぐために行います。さらに、露出した茎や根を保護して乾燥から守り、新芽(ランナー)の成長を促すことで、スカスカになった芝生の密度を上げる効果もあります。

作業のコツは、一度に厚く盛りすぎず、葉先が少し見えるくらい(2〜3mm程度)に薄く撒くこと。その後、ほうきやレーキ(熊手)を使って芝生の隙間へすり込むように広げ、仕上げにたっぷりと水を撒いて土を落ち着かせます。