バイクでキャンプツーリング(キャンツー)に行きはじめると、キャンプ道具をより良いモノに揃えたくなります。
私もキャンプを重ねる毎に道具をバージョンアップ。快適性・積載性・コストパフォーマンスでバランスをとり、私個人がベストだと思うおすすめ道具を紹介します。
バイクに乗るときの服装は↓のようにしているため、キャンプをする際は、インナープロテクターを外せばアウトドアスタイルになる合理的な組み合わせ。
バイク乗る時の服装はモンベル&インナープロテクターに落ち着いたキャンプ道具
テント
テントは荷物サイズに応じて、「ステラリッジ テント2」「クロノスキャビン2型」を使い分けています。
収納サイズは2倍ほどの差があります。(上:ステラリッジ テント2、下:クロノスキャビン2型)
ステラリッジ テント2
荷物をコンパクトに抑えたい場合は、モンベルの「ステラリッジ テント2」を使用しています。
軽量性を追及した山岳用テントなので、圧倒的に軽くてコンパクト。吊り下げ式なので、テント設営も簡単。
UL装備で荷物の軽量化を優先する場合は、このテントに地べたスタイルです。(腰が痛くなるので腰掛け用の折り畳みコンパクトチェアを併用。)テントの前室が小さく、寝るときに荷物を外に置いておくのがイヤなので、椅子やテーブルも最小サイズのもので。
キャンプ場で過ごす時間が長い場合は、タープを併用しています。
タープ下に荷物を置いておけるので、椅子やテーブルも充実した装備でキャンプができます。
夏の日差しが強い時期や、雨が降りそうな時、タープを持っていれば柔軟に対応できて安心です。
キャンプツーリングの雨対策にタープを導入クロノスキャビン2型
キャンプ場を拠点に連泊してツーリングするような場合は、モンベルの「クロノスキャビン2型」を使用しています。
これ一つでテント+タープの快適性があり設営も簡単。
広い前室は閉じることができるので、荷物を入れて閉じておけばテントをそのままに出掛ける際にも安心。
ペグ
キャンプ場によっては地面が固すぎてペグが刺さらない場合があるので、頑丈なペグとペグハンマーを携行しています。
バイクでのキャンプツーリングには、鍛造ペグに比べて驚くほど軽いチタンペグがオススメ。少し値段は高いですが、Soomloomのものは割とリーズナブル。
ペグハンマーがないとペグの打ち込み/抜く作業が大変なので、個人的には欠かせません。
寝具
寝袋
寝袋はバイクの積載性を考えて、ダウン素材のものを利用しています。
- 夏:インナーシュラフのみ
- 春秋の暖かい時期:モンベルのダウンハガー#5(快適温度 8℃、使用可能温度 3℃)
- 春秋の寒い時期:NANGAのオーロラライト450DX(快適温度 0℃、使用可能温度 -5℃)
また、インナーシュラフを1枚持っておくと便利です。肌触りが良く快眠性が高まり、寝袋を清潔に保つことができます。
私も利用しているSEA TO SUMMITの「サーモライトリアクター」は、寝袋の保温性を最大8度向上させ、夏はコレ単体で過ごせます。
マット
シュラフマットはサーマレストの「プロライト」を使っています。収納時コンパクトになる空気注入式で、ダウンの寝袋と比べてもこのサイズ。
これは10年以上前のもので今はさらに改善されているようですが、寝心地・携帯性ともに他のマットレスでこれ以上のものに出会ったことはありません。
枕
枕はLOGOSの「マルチクッション」。
2つ折りにすれば枕、広げればクッションとして使える2WAYのマルチタイプで。
空気で膨らませるエアーピローは、携帯性に優れる一方で寝心地がイマイチなものが多いのですが、これは安定感があってとても寝やすいです。
身長185cmほどありますが、この装備でテント内でも快適に過ごしています。
椅子、テーブル
椅子
椅子はヘリノックスの「チェアワン」。少し値は張りますが、座り心地は別格。収納時もこんなにコンパクト。
キャンプ中はほとんど椅子に座って過ごすので、椅子は良いものを買っておくことをオススメします。
テーブル
メインで利用しているのは、DODの「ライダーズテーブル」。
高さが椅子とピッタリで、小物が収納できるメッシュポケットも付いていてとても便利。
収納サイズもコンパクトで、バイク積載しやすいよう50cmの長さに収まります。
少しでも荷物を小さくしたい場合は、ローテーブルを使っています。
椅子に対して低すぎますが、折りたたみ式で携帯性は抜群。
オススメは、リーズナブルな価格でバランスの良いキャプテンスタッグの「アルミ ローテーブル」、とにかくコンパクトなSOTOの「フィールドホッパー」。
料理・食事
バーナー
ガスバーナーはSOTOの「AMICUS」を使っています。コンパクトな収納サイズがお気に入り。
クッカー
クッカーはスノーピークの「アルミパーソナルクッカーセット SCS-020R」。
大小2つの鍋が付いており、大サイズはラーメンを茹でるのにちょうど良い大きさ。また、熱伝導率の高いアルミ素材なので米を炊くのにも適しており、小サイズで米1合の炊飯にピッタリです。
蓋はお皿になるし、簡易的なフライパンとしてちょっとした炒めものにも使えます。
マグカップはスノーピークの「チタンシングルマグ 300」。保温性高いダブルもありますが、直火で温めなおしたいのでシングルで。
コップ、計量カップ、クッカーなど、一つで何役もこなせるシェラカップも、軽さ優先でチタン製のもの。
クーラーボックス
キャンプで冷たいお酒を飲むのが楽しみなので、クーラーボックスは常備しています。
折り畳めるソフトクーラーで保温性の高いと評判のサーモスのもの。容量5リットルとソロキャンプにちょうどいいサイズ。
カトラリー
カトラリーは軽くて使いやすい「ゴーバイト」。
スプーン、フォークに加えてお箸が欲しかったので、ケース付きでセットになっている「ゴーバイト QUATTRO」を使っています。
調理用のナイフは、オピネルのNo.9(ステンレス)。サイズは細かく選べるので手の大きさと用途に合ったものを。
BBQコンロ・焚き火台
キャンプツーリングでもやはりBBQ・焚き火はしたい。でも荷物は増やしたくない。
そこで見つけたのが、キャンプテンスタッグの「カマド スマートグリル B6型」。
なんと折り畳んでB6サイズに収納できます。しかも収納バッグ付き。
組み立てるとこの大きさ。一人でお肉焼くのにちょうどいいサイズです。網だけでなくオプションで鉄板も追加可能。
炭受けの高さは燃料や炭、焚き火など用途に合わせて3段階に調整することができます。
炭はロゴスのミニラウンドストーブが便利です。
着火材不要で、1個で30分ほど燃焼するので、これ1個を持参しておけばソロキャンプ1泊をやり過ごせます。また、小さな木材で焚き火を楽しむことも可能。
ライト
ランタン
ランタンは、ゴールゼロのLEDミニランタンを使っています。
小さいのに明るいし、明るさ無段階調整で最大170時間の点灯、USB充電もケーブルいらずと、人気が高いのも頷けます。
ヘッドライト
夜のトイレなど外を出歩くのに必須のヘッドライトは、モンベルの「コンパクトヘッドランプ」。汎用性の高い単三電池1本で使用できるので便利。
そして、ケース代わりに使っているのが「クラッシャブル ランタンシェード」。ヘッドライトに被せると、光を拡散してランタンになります。
リラックス
バイク乗車時はバイク用の服・ブーツを履いていますが、キャンプ場に着いたらアウトドアの楽チン服に着替えます。
足元はモンベルの「キャニオンクロッグ」に。ビーチサンダルだともっとコンパクトになるのですが、芝生などでは夜露で濡れるのでつま先のあるタイプがオススメ。
タオルやTシャツ、ズボンも、モンベルやノースフェイスあたりの軽量で速乾性のものを使用。
朝夜が冷える春秋キャンプの防寒着には、モンベルの「プラズマ1000 ダウンジャケット」を使っています。
暖かいのに軽くて収納がコンパクト。中間着としても使えるので、バイク乗車時の温度調整にも重宝しています。
バイク乗る時の服装はモンベル&インナープロテクターに落ち着いたその他・便利グッズ
焚き火などの着火に、SOTOの「スライドガストーチ」。小型の耐風バーナーで、火口が自由に伸び、カセットガスから充填できるので経済的。
小型ナイフはモーラナイフの「コンパニオン」。焚き火でのバトニング(薪割り)やフェザースティックなどのちょっとしたブッシュクラフトなどに万能なサイズです。
ウォータータンクは「岩谷マテリアル」のもので、携帯性の高い折り畳み式、注水口が広いので洗って乾燥させやすいのが特徴です。
キャンプ場によっては蚊が多いので、プロ仕様の虫除け線香「森林香(赤)」を常備。
畑での農作業でも利用していますが、蚊取り線香よりかなり強力です。
テントの外に荷物を置くのに使うグランドシート。
キャンプ中は前室の荷物置きに、テント撤収時には荷物を放り出して置けるので、1枚あると便利です。
また、GEERTOPのグランドシートはコーナーに留め金がついているので、タープや雨避けとして使うこともできます。
ハンギングチェーン
洗濯物などを干すのに便利なハンギングチェーン。ポール1本あればバイクの適当な部分に引っ掛けて使えます。
ロープだと引っ掛けたものが重みでずれて密集してしまいますが、これだと隣同士のスペースを保って快適に干せます。
ガジェット
モバイルバッテリー
スマホやB+COMを充電するのに欠かせないモバイルバッテリー。
長期ツーリングにも耐えられるような大容量で且つサイズも小さい、Ankerの10000mAhのものを愛用中。
カメラ
ツーリングの思い出を動画で記録するためのカメラ。
以前はGoProをハンドル/ヘルメットマウントで利用していました。
しかし、前方のみの映像だと臨場感に乏しく思い、360度カメラの「Insta360 ONE X2」を導入。
360度全方向を記録して、編集で見たい方向に向けることができるので、その時そこにいた自分と風景の記憶をより鮮明に残せるようになりました。
キャンプバッグ
バイクに応じて幾つかのバッグを使い分けていますが、キャンプバッグ一つでいくなら、定番のTANAX「キャンピングシートバッグ2」がオススメです。
サイドを広げることで容量59〜75リットルと可変式で、たっぷりの荷物を入れることができます。
また、小道具をまとめるのに、モンベルの「ライトスタッフバッグ」を使っています。
色違いで雨具、料理器具、その他道具に分けて収納。
雨が降った時に濡れたテントなんかをまとめてガバッと入れるのに、防水バッグがあると便利。
アウトドアショップなどで買うとこのサイズで4000円ほどするのですが、100均のダイソーだとなんと500円。
バイクへのキャンプ道具の積載方法はコチラの記事を参考にどうぞ。
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