バイクのキャンプツーリングにおいて、メインはやはり「走ること」。キャンプを楽しみつつも、荷物に縛られず軽快に動くためには、道具の軽量・コンパクト化が欠かせません。
バイクは登山ほど積載にシビアではないため、極限のUL(ウルトラライト)装備を目指す必要はありません。大切なのは、居住性や快適性との絶妙なバランス。
走りとキャンプを両立させる、そんな私の「バイク向けULキャンプ道具」を紹介します。
バイクに乗るときの服装は↓のようにしているため、キャンプをする際は、インナープロテクターを外せばアウトドアスタイルになる合理的な組み合わせ。
【基本】バイク向けULキャンプ道具
走りを邪魔しない「軽さとコンパクトさ」を最優先に、これさえあれば間違いないスタンスの基本セットです。
テント
テントはニーモの「アトム オズモ 2P」。

価格・快適性・軽さのバランスがとにかく抜群で、設営や撤収も簡単。これからキャンプツーリングを始める初心者にもおすすめしたいテントです。
前室が台形型で広いので、バイク用ブーツや荷物を置いておくスペースにもかなりゆとりがあります。ちなみに、私は体が大きいこともあって、ソロでもこの2人用(2P)を選んで広々と快適に使っています。
ペグ
地面の固いサイトに当たっても焦らないよう、頑丈なペグとハンマーは常に携行しています。

重い鍛造ペグの代わりに選ぶべきは、圧倒的に軽い「チタンペグ」。少し値段は張りますが、Soomloom(スームルーム)のものは割とリーズナブルで狙い目です。
あわせて持っていきたいのがペグハンマー。ヘッドの出っ張りがない「I型ペグハンマー」なら、パッキングの邪魔をせずスマートに持ち運べるので個人的に一押しです。
寝具
寝袋
寝袋は、季節によって次のものを使い分けています。UL装備なら素材はダウン一択。

- 夏:インナーシュラフのみ
- 春秋の暖かい時期:ISUKAのエアドライト 160(快適温度 8℃)
- 春秋の寒い時期:NANGAのオーロラライト450DX(快適温度 0℃)
ISUKAのエアドライト 160は、フードがないので軽量・コンパクトさが際立ちます。
インナーシュラフ
インナーシュラフを1枚持っておくと便利です。肌触りが良く快眠性が高まり、寝袋を清潔に保つことができます。
私も利用しているSEA TO SUMMITの「サーモライトリアクター」は、寝袋の保温性を最大8度向上させ、夏はコレ単体で過ごせます。
マット
シュラフマットはサーマレストの「Zライトソル」。
パッと広げるだけで一瞬で使える設営・撤収の簡単さが一番の魅力。エアー式のようにパンクして使えなくなる心配がなく、地面を選ばずガシガシ使えます。収納サイズを超えた手軽さとタフさが、バイク旅に最適です。
椅子、テーブル
サイトの基本は、荷物置き用のグランドシートの上に座ったり寝そべったりする「地べたスタイル」がベースです。
ただ、ずっと地べたにいると腰が痛くなるので、腰掛け用の折り畳みコンパクトチェアを併用しています。テーブルも最小限のサイズ。

愛用しているのは、椅子がモンベルの「L.W.トレールチェア 26」で、机はSOTOの「フィールドホッパー」です。
どちらもワンアクションで小さく畳めるので、寝るときにサッとテントの前室にしまうことができ、防犯や夜露対策にも重宝しています。
料理・食事
バーナー
ガスバーナーはSOTOの「AMICUS」を使っています。コンパクトな収納サイズがお気に入り。


クッカー
クッカーはスノーピークの「チタントレック 900」を使っています。 バイク旅での料理は「お湯を沸かす・温める・茹でるだけ!」と完全に割り切ることで、道具を最小限に抑えています。
容量900mlの深型クッカーなので、中にガスカートリッジ(OD缶)とバーナーをすっぽり一緒にスタッキング(収納)することができます。

食器・カトラリー
マグカップはスノーピークの「チタンシングルマグ 300」。保温性高いダブルもありますが、直火で温めなおしたいのでシングルで。
コップ、お皿、計量カップ、クッカーなど、一つで何役もこなせるシェラカップも、軽さ優先でチタン製のもの。
カトラリーもとにかく軽いチタン製。「チタンマニアのお箸」と「スノーピークの先割れスプーン」。
クーラーボックス
折り畳めるソフトクーラーで保温性が高いと評判のサーモスのもの。容量5リットルとソロキャンプにちょうどいいサイズ。


ランタン・ライト
ランタンは、ゴールゼロのLEDミニランタンを使っています。

小さいのに明るいし、明るさ無段階調整で最大170時間の点灯、USB充電もケーブルいらずと、人気が高いのも頷けます。
リラックスウェア
キャンプ場に到着してテントを張ったら、まずはアウトドアの楽ちんな服装に着替えてリラックスします。

特に足元を解放してくれる、モンベルの「ソックオンサンダル」は手放せません。靴下を履いたまますっと足を通せる便利なサンダルで、抜群の開放感がありながら、かさばらずにコンパクトに収納できるのが最高です。
基本的に旅に持っていくウェアやタオル類は、すべてモンベルなどの軽量・速乾性に優れたアウトドア仕様で統一して、荷物のボリュームを抑えています。
あると便利なその他グッズ
マルチツール
ビクトリノックスの「クラシック SD」を愛用しています。
スモールナイフやハサミ、マイナスドライバーなど、必要最小限の7機能に絞られた超小型ツール。家の鍵とほぼ同じ大きさで、キーホルダーにつけておけるサイズなので、荷物として全く邪魔になりません。
ライター
バーナーにはSOTOの「スライドガストーチ」が相棒です。
強力な耐風バーナーで風が強くても一発で火がつくうえ、火口が伸ばせるので安全に着火できます。カセットガス(CB缶)から直接燃料を充填できるので、お財布に優しいのも嬉しいポイント。
ウォーターキャリー
水回りには、携帯性の高いコンパクトな折り畳み式の水筒を利用しています。バイク旅なら、必要以上に大きくないジャストサイズを選ぶのが積載をすっきりさせるコツです。
グランドシート
設営や撤収時に、テントの外に荷物をドサッと置くのに欠かせないのがグランドシートです。私はテントの下に敷く用とは別に、「マルチに使う用」としてもう1枚携行しています。
先ほど紹介した「地べたスタイル」のベースとして使うのもこのシート。この上でゴロゴロ寝そべって過ごす時間は最高にリラックスできます。


愛用しているGEERTOPのシートは、四隅にハトメ(留め金)がついているのが優秀。いざという時はタープや雨避けとしても応用できるので、1枚持っておくと重宝します。
虫除け
キャンプ場によっては蚊が多いので、プロ仕様の虫除け線香「森林香(赤)」を常備しています。
畑での農作業でも利用していますが、蚊取り線香よりかなり強力です。
ハンギングチェーン
長旅(連泊)ツーリングの時は、キャンプ場でサッと洗濯して服を干すことがよくあります。普通のロープだと重みで服が1箇所にズレて密集してしまいますが、ハンギングチェーンならループごとにスペースを保って綺麗に干せます。
ポール1本と、バイクの適当なパーツに引っ掛けるだけで簡単に物干し場が作れるので便利です。

【キャンプメイン】で楽しむプラスα装備
「今日はキャンプ場での時間をゆったり楽しみたい!」という日に、基本セットに加える拡張アイテムです。
ゆったり座れる椅子・テーブル

椅子はヘリノックスの「チェアワン」。少し値は張りますが、包み込まれるような座り心地はやっぱり別格です。
テーブルはDODの「ライダーズテーブル」が相性抜群。高さがチェアワンとぴったりなうえ、小物を収納できるポケットが付いていてとても便利。
どちらも折り畳むと、シートバッグの隙間にすっぽり収まる収納サイズになるので、バイクへの積載もしやすくパッキングのストレスがありません。


リビングを広げるタープ
夏の日差しが強い時期や、雨が降りそうな時に、あると心強いのがタープ。

前室エリアを大幅に拡張し、悪天候でもストレスのない居住空間を作り出せます。
コンパクトなBBQコンロ・焚き火台
キャンプツーリングでもやはりBBQ・焚き火はしたい。でも荷物は増やしたくない。
そこで見つけたのが、キャンプテンスタッグの「カマド スマートグリル B6型」。
ソロ調理にジャストなサイズ感で、炭受けの高さを3段階に変えられるため、炭火からミニ薪での焚き火までマルチにこなせる優秀なギアです。


収納時はフラットなB6サイズに折り畳める超コンパクト設計です。

道具をまとめる「キャンプバッグ」
バイクULキャンプの道具をすべて詰め込むバッグには、WILD HEART(ワイルドハート)の「防水ダッフルバッグ」を激推ししたいです。
私が利用しているのは66Lサイズです。
ツーリングバッグの定番といえば「TANAX(タナックス)のキャンピングシートバッグ」などがありますが、あれらは雨が降ってきたときに「大急ぎでレインカバーをかけないと中身が濡れる」という弱点があります。また、付属のカバーは走行中に風で飛ばされそうな不安が常に付きまといます。
その点、完全防水バッグなら、雨が降ってきても一切焦る必要がありません。
開口部がガバッと大きく開くので荷物の出し入れがしやすく、ファスナーを使っていない(ロールトップ式で折り畳んで閉める)ため、構造がシンプルで壊れる心配がないのもタフな旅にはありがたいポイント。値段が圧倒的に安いのも最高です!
バイクへのキャンプ道具の積載方法はコチラの記事を参考にどうぞ。































