カンボジア一人旅でアンコール遺跡探訪。
トゥクトゥクをチャーターして、「プリア・カン」「タ・プローム」「バンテアイ・スレイ」など、アンコール・ワット周辺に点在する小規模の遺跡をまとめて見に行ってきました。
プリア・カン
まずは、アンコール・トムの東に位置する、プリア・カンへ。
プリア・カンは「聖なる剣」という意味があり、ジャヤヴァルマン七世がチャンパ軍との戦いに勝利したことを記念して建てられたもので、王の父の菩提寺とされています。
参道には、ナーガの胴体を引き合う神々と阿修羅が両側に並んでいます。
![ナーガの胴体を引き合う神々 - プリア・カン](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000362.jpg)
門から中に入ります。
![プリア・カン](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000363.jpg)
中央祠堂。
![中央祠堂 - プリア・カン](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000365.jpg)
二股に分かれて周壁に食い込む、スポアンの木。
![スポアンの木 - プリア・カン](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000370.jpg)
赤いレンガのような石柱で支えられています。
![赤い石の柱 - プリア・カン](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000381.jpg)
反対側に出てきた。プリア・カンは東西どちらからでも入れます。
![プリア・カン](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000380.jpg)
タ・プローム
次は、アンコール・トムのすぐ北にある、タ・プロームへ。
ここでは自然の力を明らかにするために、樹木の除去や本格的な積み直しなど修復の手を入れないまま据え置かれています。そのため、巨大に成長したスポアン(榕樹)に押しつぶされながら、辛うじて寺院の体裁を保っている様子を見ることができます。
スポアンの木が建物を侵食しています。
![木に押しつぶされる寺院 - タ・プローム](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000325.jpg)
こんなに大きな木が建物を踏みつけています。
![巨大な木が絡みつく - タ・プローム](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000326.jpg)
第一回廊から先は、かなり崩壊が進んでいます。
![第一回廊より先は崩壊が進む - タ・プローム](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000330.jpg)
![崩壊する回廊 - タ・プローム](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000350.jpg)
壊れた仏像に上から光が差して、何か神々しい。
![壊れた仏像 - タ・プローム](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000327.jpg)
塔に食い込む木。
![塔に食い込む木 - タ・プローム](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000329.jpg)
スポアンの根は石の間を押し広げて突き進みます。
![木が蛇のように絡みつく - タ・プローム](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000339.jpg)
![木が蛇のように絡みつく - タ・プローム](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000331.jpg)
![木が蛇のように絡みつく - タ・プローム](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000340.jpg)
![木が蛇のように絡みつく - タ・プローム](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000358.jpg)
木が蛇のように石に絡みつき、自然の猛威を目の当たりにしながらも、ある種の自然の芸術のようで、その神秘的な雰囲気が魅力的でした。
バンテアイ・スレイ
最後に、シェムリアップから北東に40kmほど離れた郊外にある、バンテアイ・スレイへ。
赤い砂岩の色が特徴的で、太陽の光が当たると赤く燃えるように見えるため、遺跡に光が当たる午前中に見に来るのがオススメ。(今回は午後に訪れました…)
東正面から入り、ラテライトが敷き詰められた赤い参道を歩きます。
![参道 - バンテアイ・スレイ](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000242.jpg)
柱には装飾が、壁にも何か刻まれています。
![柱の装飾 - バンテアイ・スレイ](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000246.jpg)
![壁に刻まれた文字 - バンテアイ・スレイ](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000248.jpg)
周壁の門。
![周壁の門 - バンテアイ・スレイ](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000254.jpg)
非常に精密な彫刻が施されています。この状態で残っていることにも驚き。
![精密な彫刻 - バンテアイ・スレイ](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000252.jpg)
![精密な彫刻 - バンテアイ・スレイ](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000255.jpg)
周壁の中。
![バンテアイ・スレイ](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000259.jpg)
西門側の門に描かれていたのは、ラーマーヤナ物語の一説。
![ラーマーヤナ物語 - バンテアイ・スレイ](https://kyamamu.com/wp-content/uploads/2017/03/P1000266.jpg)
バンテアイ・スレイの精緻で美しい彫刻は芸術性も高く、じっくり鑑賞して堪能したいところ。