グレートウォークの1つで、ミルフォード・トラックと並んで人気の高いトレッキングコース、「ルートバーン・トラック(Routeburn Track)」。
2泊3日の縦走コースで、そびえたつ山々に壮大な渓谷、いくつもの滝と美しい湖など、変化に富んだ景色が楽しめます。
今回は「グリーンストーン・トラック」と繋げて歩いてきました。
トレッキング概要
ルートバーン・トラックは、全長33kmの縦走ルート。
クイーンズタウン側の端「ルートバーン・シェルター」は、クイーンズタウンから車で1時間。テ・アナウ側の端「ディバイド」は、テ・アナウから車で1時間。それぞれ、シーズン中はシャトルバスの便が運行しています。
クイーンズタウン側からテ・アナウ側へ向かって歩き、途中、ルートバーン・フォールズ小屋 → マッケンジー小屋に泊まる2泊3日の行程が一般的。
また、「グリーンストーン・トラック」と繋げてクイーンズタウン側に戻ることもでき(さらに2泊3日の行程が追加されますが)、交通費節約のため、今回は繋げて4泊5日で歩いてきました。
写真ギャラリー
1日目:ルートバーン・フォールズ小屋へ
ルートバーン・シェルターの駐車場から吊橋を渡り、トラック名の由来である川「ルートバーン」に沿って、緩やかな傾斜を登っていきます。
どんどん登っていくと視界が開け、目の前に広大な空間が広がります。
山の間に広がる平地が「ルートバーン・フラッツ」。絶景です。
急登の後、標高1000mにある、ルートバーン・フォールズ小屋に到着。ここで1泊。
付近には数々の滝があります。
2日目:マッケンジー小屋へ
ここから森林限界を越え、風景は岩交じりの低草地へと変わっていきます。
すっかり細くなったルートバーンの流れに沿って緩やかに登ると、この沢の源である「レイク・ハリス」が見えてきます。
ここからは斜面をトラバースするルートとなり、山岳風景が楽しめます。
サイドトリップで、標高1515mの「コニカル・ヒル」へ登頂。
やがて眼下に見えてくるのが「レイク・マッケンジー」と、そのほとりに建つマッケンジー小屋。
この小屋のロケーションは素晴らしく、目の前に湖が広がり、その向こうに「エミリーピーク」がそびえ立ちます。
3日目:グリーンストーン・トラックへ
ここからは概ねなだらかな道で、静かな山歩きが楽しめます。
高さ80mある滝「アーランド・フォール」。
通常であれば、ホーデン小屋からディバイドへ歩き、テ・アナウ側へ帰ります。
が、今回は「グリーンストーン・トラック」を繋げてクイーンズタウン側へ帰るので、ホーデン小屋から南へ。
ここまで2泊3日。さらに2泊3日の「グリーンストーン・トラック」へ続く…
グリーンストーン・トラック(Greenstone Track)【NZ個人トレッキング記録】