2003年5月から1年間、ワーキングホリデーでニュージーランドに滞在していました。
ホームステイから始まり、アルバイトしながらフラットを借りて自立。車を買ってからは、旅行やスノーボード、トレッキングに明け暮れた日々…
1年間のワーホリ生活をどんな感じで過ごしたのか、写真を中心に紹介します。
ワーホリ生活の日々
クライストチャーチでホームステイ
クライストチャーチで1ヶ月間、ホームステイ&英会話学校からワーホリ生活が始まりました。

ホームステイ先は「ハグレーパーク」近くの好ロケーション。

英会話学校のクラスメート。笑いの絶えないクラスで毎日行くのが楽しみでした。

放課後はいつも「カテドラル・スクエア」周辺でブラブラして過ごしてました。

冬はクイーンズタウンでスノーボード生活をする予定だったので、すぐにフラット(アパート)を探していましたが、ハイ・シーズンはどこも部屋が空いておらず…
クイーンズタウンで英会話学校を通せば、とりあえずホームステイ先は確保できるとのことだったので、クイーンズタウンでもまた1ヶ月学校に通うことに。
クイーンズタウンでスノーボード三昧
ここの環境と新しい友達とが肌に合い、なんだかんだで4ヶ月近くも過ごした「クイーンズタウン」。

ここの英会話学校で出会った友達は、その後一緒に周遊旅行したり、帰国後もよく遊ぶ関係に。

1ヶ月のホームステイの後、フラットも見つけてようやく自立できた気がします。
住んでたフラットから近くの丘に軽トレッキングコースがあったので、運動がてらよく歩いていました。

この頃、ついに車も購入。街の掲示板で見つけた1985年式のSUBARUのステーションワゴンで、1-OWNER、走行距離190,000KM、車検を通したところとコンディションは最高。これで$1500。

ゲレンデまでの足ができたところで、スノーボード三昧の日々。主に「コロネットピーク」「リマーカブルズ」「トレブルコーン」「カードローナ」に通っていました。



スノーボードに行かない日は、近所の図書館で英語の勉強したり。

遊びも勉強も、とにかく充実した毎日を送っていたと思います。
車で南島周遊旅行
雪山シーズンも終わる頃、2ヶ月かけて車で南島一周旅行へ出ました。

南島をゆっくり1周した後は、ピクトンから船で北島に渡りました。
ケリケリでキウイ畑の日雇い労働
ニュージーランドでは、キウイやリンゴ、オレンジなどの果樹園がたくさんあり、収穫時期などの繁忙期には日雇い労働者が募られます。
1月は、北島の北の端にある町「ケリケリ」で、キウイ畑で剪定作業の仕事があるとのことで、ケリケリにやってきました。

こういった町には、日雇い労働の斡旋を兼ねた格安宿があり、宿に仕事したい旨を伝えておくと毎日なにかの仕事を斡旋してくれます。
宿には、資金稼ぎに訪れた旅人がたくさんおり、陽気で面白い人ばかり。

車で北島周遊旅行
旅の資金も貯まったところで、車でぶらぶらと北島周遊旅行へ。

北島をゆっくり1周した後は、ウェリントンから船で南島に渡りました。
ブレナムで果樹園の日雇い労働
南島に戻ってしばらく、また果樹園での日雇い労働。
ブレナムでぶどう畑の仕事があると聞き、仕事斡旋してくれる格安宿「Swampys」に2週間ほど滞在。

ここでの仕事はワイナリー畑での剪定作業。気が遠くなるほどの広さでした。


たまの息抜きに、ピクトンで海釣りしたり。

夏から始まるトレッキング巡りに備えて、資金も体づくりも万全の状態に。
南島トレッキング巡り
そしていよいよ夏、南島のテ・アナウを中心に、トレッキング天国ニュージーランドの有名トラックを片っ端から歩く旅へ。

3〜4日掛けてトラックを歩いては、町で2〜3日ほど休養・次の準備を繰り返す日々。
NZの山々を歩いた距離を合計すると、1,000kmは越えている気がします。
英語学校でTOEIC勉強漬け
このトレッキングを最後に、残り1ヶ月は帰国・社会復帰に向けて英語のお勉強。
20代後半で会社を辞めてワーホリに来ているので、最低限の英語スキルはもって帰らないといけない。
そこで、TOEICのスコア800を目標に、クライストチャーチでTOEIC専門コースを受講、勉強漬けの1ヶ月を送りました。
で、結果は、ワーホリ渡航前500点前後で、今回は810点。
TOEICは、出題領域に絞って勉強するとある程度スコアを伸ばすことは簡単。NZで1年間過ごしたにも関わらず、なんだかんだで日本人と一緒にいることが多かったので、実際の英語力はここまでありません。(猛省…)
あと、並行して車の売却先探し。掲示板やカーフェア(車のフリマ)に出展するもなかなか売れず、ギリギリになって足元価格でなんとか処分することができました。
で、帰国直前に「バヌアツ」に寄り道してから、日本へ帰りました。

あとがき
いろんな人に迷惑をかけてまで行った、ニュージーランドでのワーホリ1年間。
本来の目標には届かなかったけど、本当にいろいろな経験をしたと思います。
いろんな国のいろんな人に出会い、日本人とは違った考え方・生き方を学び、文化の違いを肌で触れて過ごしたこの時間は、何かしら自分にとってプラスになって生きてくるものだと思います。
あー、行って良かった。
45歳になって追記
45歳になってこの本を読んで思ったことを追記。
20代半ばに会社辞めてワーホリに行くことは当時誰からも猛反対されて、でも自分的には、これは今しかできない経験、今を逃すと一生後悔すると強い気持ちで決行しました。
今じゃなくてもサラリーマンを勤め上げた後にいつでもできるでしょ?とも言われましたが、そりゃ海外旅行はいつでも行けるけどタイミングが遅すぎる。
若い時期に行くからこそ得られる経験や出会いがあり、それが以降の人生に大きな糧となるんです。これは間違いない。
45歳になった今、人生を振り返って一番輝いている思い出が、ワーホリで過ごしたこの1年間です。本当に行って良かった。
まだ人生半ば。新しい思い出をもっと作っていこうと思います。