グレートウォークの1つで、テ・アナウ湖とマナプーリ湖の間にそびえる山々の連なりを巡るトレッキングコース、「ケプラー・トラック(Kepler Track)」。
3〜4日の周遊コースで、山と湖のパノラマ風景を見ながら、尾根沿いに歩く山岳縦走が楽しめます。
トレッキング概要
テ・アナウ湖とその南に位置するマナプーリ湖との間にそびえる山々の連なりを巡る、約67kmの周遊ルート。
テ・アナウの町から歩いて出発し、湖南端のコントロール・ゲート(水門)がトラック入り口。
反時計回りに、コントロール・ゲート → ラクスモア小屋 → アイリス・バーン小屋 → モトゥラウ小屋 → コントロール・ゲートの3泊4日が一般的な行程。
全長67kmのトラックの内、標高差はブロド・ベイからラクスモア山頂を経てアイリス・バーン小屋に至る区間に集中しています。この間、歩行距離27kmで累積高度差1400mを登った後すぐに1000mを下ります。残り35kmは高度差わずか300mという行程。
モトゥラウ小屋からすぐのレインボー・リーチからテ・アナウ行きのシャトルバスがあるため、この方法で2泊3日で終わらせる人が多いです。
私も今回は2泊3日で、シャトルバスをケチって、アイリス・バーン小屋から一気にテ・アナウの町まで帰りました。が、最終日の距離が長くかなりキツかったです。
写真ギャラリー
1日目:ラクスモア小屋へ
早朝、テ・アナウ湖畔からトラックスタート。
標高1000mのラクスモア小屋まで一気に登ります。
グレート・ウォークなので遊歩道は万全に整備されていますが、土砂崩れか?一部崩壊していたところも。
視界が開けて、テ・アナウ湖が見えてきました。
ラクスモア小屋に到着。テラスから望むテ・アナウ湖の眺めが素晴らしい。
ラクスモア小屋の近くには鍾乳洞があり、全長1kmもある洞窟の中に入ることもできます。(洞窟内に明かりはなく、奥まで入るのは危険)
2日目:アイリス・バーン小屋へ
2日目、パノラマ風景を楽しみながら、まずはラクスモア山頂を目指します。
標高1472m、ラクスモア山頂に到着。立つのは測量用の標識のみ。
ここからハンギング・バレー・シェルターまで、尾根に沿って歩きます。この区間が一番楽しい。
ハンギング・バレー・シェルターからアイリス・バーン小屋へは、一気に900mを下ります。
3日目:テ・アナウの町へ
ここからモトゥラウ小屋を経て、最後はマナプーリ湖畔からワイアウ川に沿ってテ・アナウの町まで戻る森林ウォーク。
正直、最後のモトゥラウ小屋からテ・アナウの町までは、距離が長いだけでひたすら歩くだけという感じ。
多くの人がそうするように、レインボー・リーチからシャトルバスで帰るというのが効率的でオススメです。