壮大な2つの谷に沿って歩くトレッキングコース、「リース・ダート・トラック(Rees-Dart Track)」。
トレッキング経験者には、ミルフォード・トラックより断然面白いと言われる人気のバックカントリー・トラックです。
4泊5日の周遊コースで、壮大な山岳風景と峡谷、雪に覆われた峰々、サイドトリップで氷河見学が楽しめます。
トレッキング概要
リース・ダート・トラックは、全長86kmの周遊ルート。
トラックへのアクセスは、スタート地点「マディ・クリーク」と終着点「チャイナマンズ・カーパーク」へ、グレノーキーの町からシャトルバスが運行しています。
マディ・クリークを出発して、シェルター・ロック・ハット → ダート・ハット → デイリーズ・フラット・ハットに宿泊し、チャイナマンズ・カーパークに戻るというルート。
1日6〜8時間歩く行程になっているので、相応の体力が求められます。
また、途中で「ダート氷河」へ氷河見学に行くサイドトリップもあります。行く場合は、ダート・ハットに荷物をデポして、1日かけてダート氷河への往復となります。(往復20km)
今回は、サイドトリップでダート氷河へも行ってきたので、計4泊5日のトレッキング。5日間ともすべて雨という悲惨なトレッキングとなりました…
写真ギャラリー
1日目:シェルター・ロック・ハットへ
マディ・クリークから入り、湿地帯を抜けてリース川の反対側へ出ます。
ブナの森の中を歩き、沢を越えて、初日の山小屋「シェルター・ロック・ハット」へ。
2日目:ダート・ハットへ
2日目は、リース・サドルを登り、壮大な渓谷を見ながら「ダート・ハット」へ。
3日目:ダート氷河へショートトリップ
3日目は、荷物を山小屋に置いて、ダート氷河へ。
目の前で見れる「ダート氷河」。
透き通るような色の水たまり。
本当はこの先のカスケード・サドルまで登りたかったのですが、あいにくの豪雨で断念。
4日目:デイリーズ・フラット・ハットへ
2日間宿泊したダート・ハットを後にして、渓谷を下り「デイリーズ・フラット・ハット」へ。
5日目:チャイナマンズ・カーパークへ
5日目は、サンディ・ブラフを経て、終着点「チャイナマンズ・カーパーク」へ。
今回は全日ともあいにくの雨でしたが、草原、森林、山岳地帯、氷河と変わるダイナミックな風景は、グレート・ウォークに引けを取らない素晴らしさでした。