はじめての単独テント泊登山行「穂高連峰」

北穂高岳から穂高岳山荘への縦走路

ちょっと遅れてとれた夏休み。

3000m級の山々を縦走しに、穂高連峰へ行ってきました。

今回は単独登山に加え、テント泊なので荷物がキツめ。70リットルの大きさで、重さは約17kg。

ルートは、上高地→涸沢→穂高岳山荘→奥穂高岳→前穂高岳→岳沢→上高地。

1日目:上高地〜涸沢

新宿から夜行バスにのって6時間、朝6時に上高地に到着。

すでに標高が1500mもあり、半袖では肌寒いくらいです。

河童橋から、今回目指す穂高連峰を望みます。

あいにくの曇り空で、山頂は雲が掛かって見えませんでした。

河童橋から今回目指す穂高連峰を望む

 

まずは、穂高連峰への登山道がある横尾を目指します。
梓川に沿って緩やかな傾斜の林道を歩きます。

梓川に沿って緩やかな傾斜の林道

 

2時間ほど歩いて、やっと横尾に到着。

この吊橋を渡る方向が、穂高連峰への拠点となる涸沢方面。

横尾から涸沢方面への吊り橋

 

屏風岩の岸壁を見上げながら、どんどん川を上っていきます。

屏風岩の岸壁

 

1時間ほど歩いたところで、長い登りの始まり。
ここからがキツいとこ。

小休止のあと、気合いを入れて突入。

長い登りの始まり

 

しばらく歩くと、視界が開けます。

横尾から涸沢への道のり

 

1時間ほど登って、やっと涸沢が見えてきました。

涸沢が見えてきた

 

見えているわりに長い道のり。
登っても登ってもなかなか近づけずに、足も限界に近づいたとこで、
涸沢へ続く雪渓が出現。

涸沢へ続く雪渓

 

雪渓に作られた階段を上がります。

雪渓に作られた階段

 

やっと本日の目的地「涸沢」に到着。

前穂高、奥穂高、北穂高に囲まれた涸沢カール。
3000m峰に囲まれて凄い迫力です。

10月になると、紅葉で真赤っかになるそうです。

北穂高に囲まれた涸沢カール

 

奥穂高〜前穂高の大雪渓。

明後日には、あの尾根を渡る予定。

奥穂高〜前穂高の大雪渓

 

テント場。

大雪渓のすぐ下にあります。

涸沢のテント場

 

僕のテント。

奮発して買った、ARAIテントのエアライズ1。
高かったけど、軽いし、収納サイズも小さいし、設営も簡単やし、お勧めです。

ARAIテントのエアライズ1

 

テント内公開。

荷物を置いても、身長180cmの僕が普通に寝れるスペースが確保できます。

テント内

 

上高地から涸沢まで、6時間かけて800mアップ。
これが、フル装備の荷物を背負って歩ける僕の限界みたいです。。

夜行バスでの移動の睡眠不足もあって、晩飯食って即就寝。

2日目:涸沢〜穂高岳山荘

朝4時に起床すると、外は雨。

しょーがないので、もうちょっと寝て待とうと思って、次に起きたのが9時。やっちゃいました。。

周りの人は既に出発してて、僕のテントだけポツンと残ってます。

北穂高に登って、そこから穂高岳山荘まで縦走するのが当初の予定でしたが、雨の中での縦走に加え、時間に余裕がないのは危険と判断して、ルート変更。

北穂高岳を断念して、直接、穂高岳山荘へ登ります。

ガレ場をルートに沿ってどんどん登ります。

穂高岳山荘へのガレ場

 

大雪渓をトラバース。滑らないように慎重に。

大雪渓をトラバース

 

涸沢カールのお花畑。。のはずが、咲いてない。

もう季節も終わりかな。

涸沢カールのお花畑、咲いてない

 

ザイテングラードと呼ばれる支稜。

この岩場混じりの尾根状の急坂を登ります。

ザイテングラード

 

高度感がある道。

高度感がある道

 

岩をよじ登る感じで。

岩をよじ登る感じ

 

鎖場。
足を踏み外さないように。

鎖場

 

やっと登り詰めたところで、見下ろすとこの高さ。
2時間登り続けて、涸沢から700mアップ。

涸沢を見下ろす

 

奥穂高岳と涸沢岳の間にある白出のコルと呼ばれる場所に建っている穂高岳山荘。

すぐ隣には、北アルプス最高峰「奥穂高岳」への登り口があります。まるで壁。。

奥穂高岳への登り口

 

逆側から穂高岳山荘。
凄い場所に建てたなーと感心します。

しかも、今じゃヘリコプターがあるけど、最初に建てた時は人が木材を担いで登ってたそうです。ありえへん。。

隣にあるのは涸沢岳。

穂高岳山荘と涸沢岳

 

本日のテント場。

ガスで下が見えないけど、急斜面です。。
寝返りをうって、テントごと転げ落ちないように。

急斜面のテント場

 

雲も晴れてきたので、荷物を置いて軽々と涸沢岳へ。

上から見た穂高岳山荘。

上から見た穂高岳山荘

 

15分ほど登ると、涸沢岳山頂に到着。
標高3,103m。

一番奥は、雲が掛かってるけど槍ヶ岳。
その手前右が、当初予定していた北穂高岳。

涸沢岳山頂からの景色

 

北穂高岳から穂高岳山荘への縦走路。
上の写真の手前左に移ってるとこです。

行かなくて正解。怖すぎる。

北穂高岳から穂高岳山荘への縦走路

 

今晩の食事は、中華丼。

お湯を入れるとできるアルファ米に、お湯を入れるとできるフリーズドライの中華丼の具をかけて食べます。正直言ってマズい。。

フリーズドライの中華丼

 

でも、常温保存できて、栄養がとれて、軽量化を図れる食材を考えると、登山用のフリーズドライ製品になってしまいます。余裕があればいろいろとできるんやろうけど、基本はコレ。我慢して食べます。

明日は日の出を拝むために、早く就寝。

昨日よく寝たわりに、寝つきは抜群。

3日目:穂高岳山荘〜奥穂高岳〜前穂高岳〜岳沢

朝4時起床。さすがに標高3,000mでは寒いです。

震えながらテントを出ると、外はもうこんな感じ。

穂高岳山荘からの朝焼け

 

御来光。

今日のルートを無事歩けることを祈って、テントへ戻って二度寝。

穂高岳山荘からの朝日

 

ぐっすり寝て、気合いを入れて出発。

まずは、いきなり立ちはだかる奥穂高岳へのこの壁を越えます。
ルートに沿って、岩を登り、梯子を登りでヒヤヒヤもの。

奥穂高岳への壁越え

 

振り返ると、今回1番の快晴。

普段は雲が掛かっている槍ヶ岳まで見渡せます。
写真1番奥真ん中の尖った山が槍ヶ岳。

遠くに槍ヶ岳

 

ガレ場の急坂をどんどん登ります。

ガレ場の急坂

 

登り続けて45分。

北アルプス最高峰の奥穂高岳山頂へ到着。標高3,190m。

上高地側の景色。

奥穂高岳山頂から上高地側の景色

 

北穂高岳とその奥には槍ヶ岳。

絶景。

奥穂高岳山頂から北穂高岳とその奥には槍ヶ岳

 

槍ヶ岳アップ。

次回の登山は、絶対ここに登る。

槍ヶ岳

 

奥穂高岳から吊尾根を通って、前穂高岳を目指します。

奥穂高岳から吊尾根

 

吊尾根から見下ろした涸沢。

2日前に涸沢から見上げてた尾根を、実際歩いてる自分にちょっと陶酔。

吊尾根から見下ろした涸沢

 

前穂高岳が見えてきました。

近いようで遠い前穂高岳。

近いようで遠い前穂高岳

 

鎖場。

一歩一歩確実に下りないと、滑り落ちてしまう角度です。

鎖場

 

目前に迫った前穂高岳。

目前に迫った前穂高岳

 

たまに、どーやって行くねん?ってとこにルートがあります。
背中にはでかい荷物を背負ってるわ、足はすくむわで、死を近くに感じることもシバシバ。

矢印に従うが怖い

 

吊尾根を歩いて1.5時間、やっと前穂高岳の登り口のある紀美子平に到着。

前穂高岳へは岩をよじ登っていく感じです。
下りれるか心配になるほど急な岩場。

急な岩場

 

30分ほど登って、前穂高岳山頂に到着。
標高3.090m。

前穂高岳から見た槍ヶ岳。

前穂高岳山頂から見た槍ヶ岳

 

前穂高岳から見た奥穂高岳。

前穂高岳山頂から見た奥穂高岳

 

前穂高岳から見た上高地。

前穂高岳山頂から見た上高地

 

前穂高岳から下山して、重太郎新道を通って岳沢を目指します。

まずは、鎖場を下りて行きます。
緊張するとこばっかりで疲れ気味。。

鎖場を下り

 

ずーっと下ったところで、雷鳥の踊り場にでます。

運がよければ出会えるみたいです。
僕は、飛んでいくのをチラっとだけ見れました。

雷鳥の踊り場

 

遠くに見える川の側が目的地です。

どんどん下ります。

ドンドン下り

 

見えてからが、本当に長い。。

ずーっと下って花の咲き乱れる辺りに出ると、もうすぐです。

まだまだ下り

 

紀美子平から2時間かけて700mダウン、やっと到着した岳沢。足がマジで棒です。

早々にテントを張って休憩。

岳沢ヒュッテは雪害により倒壊したそうで、現在修復中。
宿泊はできませんが、水場、トイレ、テント場はありました。(2006.9.1現在)

4日目:岳沢〜上高地

雨の音で起床。

最悪の本降りです。しばらくテントの中で待ってみるも、止む気配がないので諦めて出発の準備。

雨の中でのテント片付けは、マジで悲惨です。ビチョビチョのままのテントを手早く片付けて、出発。

景色はほとんど覚えてないけど、2時間ほど下って上高地到着。

帰る前に、4日間の汚れを落としに温泉へ。

これが1番気持ちい時間。
汚物は全部袋に封印して、帰宅用の服に着替えてさっぱり。

来るときは直行バスで来たので、帰りはバス、電車を乗り継いでブラブラと帰宅。

今回の登山は、キツかった。。

でも、頑張っただけの景色が見れたし、楽しかったです。
死を間近に感じながら歩いたルートも、良い経験になったと思います。

あー、行って良かった。