日本を代表する原生林「大台ケ原」へトレッキングに。
日出ヶ岳で日の出を見て、東大台コースを回ってきました。
「大台ケ原」の概要
年間降雨量5,000mmという世界有数の雨水量を誇る「大台ケ原」は、多量の雨が湿潤な気象条件を生み出し、南の島「屋久島」と並ぶ日本を代表する原生林を誇ります。
また、未開の原生林は、野生動植物の宝庫となってて、カモシカをはじめ野生の日本鹿や珍しい植物の四季の姿を観察することができます。
トレッキングコースは、駐車場から「東大台」と「西大台」に別れてます。
「東大台コース」は、大蛇嵓、正木が原、山頂展望所など見所が多く、コースもある程度整備されてて一般向けのコース(1周9km、約4時間)。
「西大台コース」は、ブナの大原生林があり、トリカブトやバイケイソウなどの珍しい植物の自生地。ただ、コースは霧が出て迷いやすく、尾根を進む道が崩れやすい、沢登りも多いと、1人で行くのは危険な中級者コース、(1周8km、約4時間)。
今回は「東大台コース」を選びました。
大台ケ原トレッキング
自宅から車で2時間半、山道に飽きてきた所で大台ケ原駐車場へ到着。現在A.M 3:00。この時間でも、駐車場は2/3くらい埋まってます。
外に出てみると、満点の星空。天の川まで見えます。
見惚れてたところ、寒くなってきたので車に退避。下界では猛暑やのに、ここは標高が高いので半袖ではだいぶ寒いです。
とりあえず、これからのトレッキングに備えて腹ごしらえ。
日の出を拝みに「日出ヶ岳」へ
まずは雲海からの日の出を拝む為、懐中電灯片手に山頂展望所へ向けて出発。
只今A.M 4:00。辺りは真っ暗。
山道を登ること40分。大台ケ原の最高峰「日出ヶ岳」へ到着。ちょうど日の出。
「日出ヶ岳」は360度パノラマで、周りの景色は雲海だらけ。
気温も暖かくなってきたので、荷物を減らしに1度駐車場へ帰還。
東大台コース
次は、逆から「東大台コース」へ進入。目指すは「大蛇ぐら」。
原生林。
「シオカラ吊り橋」の下の渓谷。
立枯れしたトウヒ。小鳥のさえずりで、心地良い場所。
「東大台コース」きっての絶景ポイント「大蛇ぐら」。
眼前は山上ヶ岳、弥山、釈迦ヶ岳と続く大峰連峰、眼下は垂直800mの断崖絶壁。足すくみます。
ここまで、駐車場から約1時間半。
「牛石ヶ原」。イトザサの絨毯を敷き詰めたような大平原。
「正木ヶ原」。イトザサの平原と倒れたり立枯れしたトウヒが大台ケ原を象徴する風景を作り出しています。
駐車場付近の「苔探勝路」。豊富な雨が育てたさまざまな種類の苔が見れます。
P.M 12:00、車まで無事帰還。途中、休憩したり、出会った人と喋ったりしてたからか、結構時間がかかりました。
このコースでも、結構足がキてました。
でも、素晴らしい景色を見ながら、良い汗がかけて大満足です。
駐車場にある食堂で昼飯を食べて、体力も回復したところで、帰路へ。
気付けば駐車場は満車で、延々と路肩駐車が続いてる状態になってました。これから行く予定の人は早朝には到着しておくことをお勧めします。